七重塔

画像制作者

　　　T&I modeling 上野さんからのメッセージ

七重塔の図面作図からはじめて2Dから3D化へ、長い期間かかりましたがやっと完成しました。

現存する五重塔の資料も参考にして、作業を進めていく中で感じたことがあります。

それは、五重塔と七重塔では大きな壁が存在するということ。

歴史上では、相国寺の高さ109mの七重塔や東大寺の100m近い2基の七重塔があったとされています。現存する木塔で最大が東寺の高さ54.8mの五重塔なので、その規模が凄いことがわかります。

規模が大きいため、構造のことやプロポーションのこと予算のこと木割りこと、大きい木材がまず調達できるのかなどなどの、実際に建てるには多くの壁が存在するなと感じました。

モデリング制作をしているときの心境を例えるなら、何か頂上の見えない大きな山を見ているような感じでした。

完成した今も、まだ頂上は雲掛かっていてぼやけているような感じです。

自分たちは大工で職人なので、いつかはこの「ヤマ」に挑戦してみたいです。

希望は100m超えだ。

Tradition & Innovation

　伝統　　と　　革新

名称はこの頭文字を取っています。

社寺建築を3Dモデルを通して、次の時代に繋げていくと言う意味を込めています。

革新の連続が、振り返れば伝統となっていくように

大事ものを守るため残すためには、

変えてはいけないこと、

また変わらなければいけないことがあると思っています。

我々T&I Modelingは、その部分を表現していきたいと思っております。

T&I modeling 代表　　上野 拓